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七つ前は神のうち。〜ナンカンジョセ〜
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奄美の七草は内地とはひとあじ違うッ!
(=゚ω゚)‼︎
今年もやってきましたね
ナンカンセック!
夕べは七草粥を召し上がられた方も多いのでは?
今回は、古くから奄美群島に伝わる、七草節句という伝統行事について、調べてみました!
( ´ ▽ ` )
一月七日。この日、七つになる島の子どもは、
お参りもするし。。
ベビーマツモト♡さんより奄美の七草は内地とはひとあじ違うッ!

今年もやってきましたね

ナンカンセック!
夕べは七草粥を召し上がられた方も多いのでは?
今回は、古くから奄美群島に伝わる、七草節句という伝統行事について、調べてみました!


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一月七日。この日、七つになる島の子どもは、
お参りもするし。。

晴れ着も着ます

黒糖焼酎&コンビニ☆『ぶどう館』2さんより
ナチュラ癒(natyurai)リラクゼーションサロン さんより

しかも。
うぉおぉ、
これ、七草粥ですか!
( ゚д゚)
めちゃくちゃ豪華じゃないですか!\(^o^)/

うぉおぉ、
これ、七草粥ですか!


めちゃくちゃ豪華じゃないですか!\(^o^)/


写真はネリヤカナヤの生活さんより




東京出身の筆者。
七草粥と言えば、
スーパーにパック詰めされて売っている野菜の具を浮かせた粥を、
あー、やばい。今年も新年から飲み過ぎたよなあ、(°_°)休肝日休肝日。
からだのため。。(°_°) といいきかせ、
子どもよりも肝臓優先の薬膳料理的な感覚で食べていましたが、
奄美の伝統的なナンカンジョセこと、
七草粥はこんなにも違うのですね!

( ゚д゚)!
さあ、どんどん見て行きましょうッッ!
七草粥と言えば、
スーパーにパック詰めされて売っている野菜の具を浮かせた粥を、
あー、やばい。今年も新年から飲み過ぎたよなあ、(°_°)休肝日休肝日。
からだのため。。(°_°) といいきかせ、
子どもよりも肝臓優先の薬膳料理的な感覚で食べていましたが、
奄美の伝統的なナンカンジョセこと、
七草粥はこんなにも違うのですね!


さあ、どんどん見て行きましょうッッ!
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◼︎( 'Θ' )どうやるの?
文章 写真は奄美の洋食屋さんMISHOLAN BAR susuMUCHOさんより
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奄美各地では数え年7歳の子どもが親族宅など7軒をまわり、ナンカンジョセ(七草がゆ)をもらい歩きます。
華やかな晴れ着に身を包んだ子どもと保護者らは神社も参拝、無病息災と健やかな成長を祈願します。
古くから続く伝統行事。
ナンカンジョセは、米や塩豚、大根、フル(ニンニクの葉)など7種の具が入っており、子どもたちが鍋や重箱を手に親戚や近所の家をまわります。

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また、
この一月七日には、天から鬼がおりて来て
ひとを喰いにくるというので、
空砲を空に向けて 七発 鳴らすならわしだとか、
この一月七日には、天から鬼がおりて来て
ひとを喰いにくるというので、
空砲を空に向けて 七発 鳴らすならわしだとか、
参考文献
それぞれの奄美論・50
奄美民俗談話会員 泉 和子
1957年に没した奄美市 名瀬大熊出身の民俗学者、文英吉によると、
ちぶるしゅ汲みという儀式があり、
朝早く、綺麗な波頭の潮水を
ちっしゅ たっしゅ みっしゅ
よっしゅ いちしゅ もっしゅ
ななしゅ!
と数えて、竹筒に汲み取り、砂浜に並べて、竹筒中心に輪を作り、
唱えごとをしながら 七回 まわる。
それを持ち帰り、きちんと祭壇に備えてから、七草の祝いをしたのだとか。
ちぶるしゅ汲みという儀式があり、
朝早く、綺麗な波頭の潮水を
ちっしゅ たっしゅ みっしゅ
よっしゅ いちしゅ もっしゅ
ななしゅ!
と数えて、竹筒に汲み取り、砂浜に並べて、竹筒中心に輪を作り、
唱えごとをしながら 七回 まわる。
それを持ち帰り、きちんと祭壇に備えてから、七草の祝いをしたのだとか。
参考文献 奄美大島物語
文 英吉
などなど、かつては、集落ごと、様々なやり方でナンカンセックを祝っていたようですね
(・Д・)


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◾︎( 'Θ' )何が入っているの?
七草粥、ナンカンジョセは、地域やお宅によって違うところもありますし、
本土のように、厳密には決まっていないようです。
しいて言えば塩豚が入るとスタンダードなタイプみたいです
(・ω・)
例えば。
本土のように、厳密には決まっていないようです。
しいて言えば塩豚が入るとスタンダードなタイプみたいです


例えば。
奄美の家日誌さん家のナンカンジョセの具です。

豚が入るあたり、
正月料理として豚を一頭潰していた奄美らしい特色ですね!
正月料理として豚を一頭潰していた奄美らしい特色ですね!
参考文献
シマヌジュウリ 奄美の食べ物と料理法
藤井 つゆ
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◾︎( 'Θ' )七つ前は神のうち。
七歳を迎え、ひとの子どもになった祝いという意味合いをもつナンカンセック。
「七歳までは神の子ども」という認識は、奄美だけでなく、
例えばわらべ歌、
とおりゃんせの歌詞にある七つの御祝いのくだりなどからわかるように、
全国的に認知されていると思います。
これと対で「七つから大人の葬式をするもの」という諺もあるようです。
昔は、子どもの死亡率が高かったため、
七歳前は戸籍にも載せなかったのだとか。
そんな幼い子どもが、無事に、神の子からひとの子どもになり、生きぬいた!
という素晴らしい喜びと、これからも子どもの無病息災を願って、ナンカンセックを親戚中で祝うのです。
内地の七五三にもそういった意味合いがありますね。
「七歳までは神の子ども」という認識は、奄美だけでなく、
例えばわらべ歌、
とおりゃんせの歌詞にある七つの御祝いのくだりなどからわかるように、
全国的に認知されていると思います。
これと対で「七つから大人の葬式をするもの」という諺もあるようです。
昔は、子どもの死亡率が高かったため、
七歳前は戸籍にも載せなかったのだとか。
そんな幼い子どもが、無事に、神の子からひとの子どもになり、生きぬいた!
という素晴らしい喜びと、これからも子どもの無病息災を願って、ナンカンセックを親戚中で祝うのです。
内地の七五三にもそういった意味合いがありますね。
参考文献
老人と子供の民俗学
宮田 登
沖縄・奄美の祝事
恵原 義盛
老人と子供の民俗学
宮田 登
沖縄・奄美の祝事
恵原 義盛
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子どもは我々の未来そのものです。
皆さんのお子さんが健やかに育ち、
いつまでも幸せであることを筆者からもお祈りさせていただきますッ!
(^ω^)


こちらのブログに、雑炊をもらいにまわる様子が詳しく書かれていますよ( ´ ▽ ` )ノ子どもは我々の未来そのものです。
皆さんのお子さんが健やかに育ち、
いつまでも幸せであることを筆者からもお祈りさせていただきますッ!



七歳になった奄美群島の子どもたち、おめでとうございます


(神の子日記より転載・編集)
さて、昨日はマナツの「七草」のお祝いでした。
奄美では、1月7日(ナンカン節句)に
数えで7才になる子供のお祝いをするという風習があります。
親戚や知人など7軒のお宅をまわって「ナンカンジョセ(七草粥)」をもらい、
無病息災と、子供の健やかな成長を祈願するというものです。
マナツは羽織袴を着けて、実家や神の子、友人の家をまわらせてもらい、
たくさんの方々にお祝いして頂きました。
同じ集落ののりえ姉に着付けてもらいました。
この着物は、5年前にソウセイくんが着たもの。マナツの次はタイチくんが着ることでしょう。
着崩れる前に撮影!!
カメラマンのチャーさんに撮ってもらいました。
チャーさん・・ナショナル・ジオグラフィック日本代表


場所は・・家の庭です。つわぶきがイキイキ。チャーさんの奥様&娘さんも一緒♪
撮った写真を見せてくれるチャーさん。マナツは優しいチャーさんが大好き。
うう~出来上がりが楽しみ~

こちらも、庭。
私もなんと、着物を着ております。はつえお母さんにお借りした紬です。
マナツと一緒に、のりえ姉に着付けていただきました。初、紬です

いよいよお粥をもらいにまわります。
まずは夫の実家、芦徳へ。はつえばぁばから。
神の子へ戻ってレイコ姉の家へ。
続いて和代姉。
「一口ずつでもいいから全部のお粥を食べなさい、7つのパワーをもらう為よ」と
マナツに教えてくれました。
うつオバ。「着物姿見せに来たよ~!」と寄ったら、急遽お粥をよそってくれました。
絵美ちゃん。
絵美ちゃんちの庭。ジャングルか?
絵美ちゃんちからは、ソウセイくん、タイチくんも一緒に移動!
「あっ、なみオバだ、なみオバ~!!」と走っていく4人。
夜、なみオバがお粥を作って届けてくれました~

ソウセイくんのばぁば、ひでよ姉の家へ。
のりとし兄がお粥を渡してくれました。
神の子キッズ、裸足率高し!!
神の子をあとにして、最後は土浜の楠田家へ。
けいちゃん、可愛いわ~。
さとる、デカイわ~。
マナツの大・大・大好きな楠田家のみなさん。
新鮮お野菜、なんと12種類!!頂きました


そして写真は撮れませんでしたが、
出勤前の朝7時半にお粥を届けてくださったショウコ姉、ありがとうございました。
8杯になっておりますが(笑)
マナツはすべてのお椀から、お粥をいただきました。